はいさい、知念です。
終身雇用の終了、働き方改革、副業解禁、、、など「新卒で入った会社で時間も惜しまず働き、昇進して退職金をもらう」みたいな王道キャリアが崩壊しようとしています。
特に40代以上の方が入社した時とは180度違う価値観でこれからは働かなくてはいけなくなりました。
全国的にも2018年の転職者数は329万人となり、前年から5.8%増加。これからもまだまだ増えていくと予想されています。
「40代で初めての転職だけど成功するのかな?」「沖縄でもシニア世代の転職はできるのかな?」など不安があると思いますが、全然大丈夫です。
そこで今回は、40代、50代から沖縄で転職する際に頭に入れておきたいリアルな求人状況からシニア世代だからこその具体的な転職活動術を紹介していきます。
年収1,000万リーマンが実践した沖縄転職術
【成功率が上がる】沖縄転職で絶対やるべき「転職エージェント活用術」
【転職活動の効率UP】沖縄でおすすめの「転職サイト活用法」を大公開
目次
【40代、50代からの沖縄転職】初めてでも大丈夫!やるべきことは決まってます。
結論から言うと、40代・50代の転職者はニーズがあります。
なので、やり方さえ間違えなければ全く問題なく転職できます。もちろんキャリアップしながら転職できます。
ではまず今の転職市場の現状を分析していきましょう。
沖縄県のリアルな求人現状
全国的な中途採用状況は、だいたい予想通りだと思いますが、前年増加率で見ると、最も増加率が高いのは41歳以上で40.4%、次いで36~40歳の23.9%でした。
ということは、年々40代以上の転職活動が活発になっている。そして採用実績も伸びているということです。
- 沖縄県の有効求人倍率:1.23倍(2019年4月)
2011年頃には0.29倍ほどしかなかった求人倍率ですからすごい伸びです。 - 沖縄県の最低賃金:790円(2019年10月より改正)
762円から28円増。28円は過去最大の上げ幅で、県内経済の好調が反映された結果。 - 沖縄県の平均年収:369万4800円(2018年)
年々増加していて、都道府県ランキングも46位で最下位を脱出した。
今後も40代・50代の転職採用は増えると思います。なぜなら次世代を担う20代・30代は転職をすることが当たり前のようになっていて雇用の流動性が高いからです。
そうなると、「長年勤めた人が管理職」という考え方はなくなり、本当に即戦力になる人が転職初日から管理職になるということが起こります。
なので、今後も経験豊富で現場でも活躍できる40代・50代の人たちのニーズは増え続けるはずです。
「35歳転職限界説」はもう昔話
これまでは「35歳までに転職しないともう厳しい」と言われていましたが、今となっては完全に昔話で、35歳以上の40代・50代でも転職者が増え、実際に採用されています。
- 就職氷河期世代なので、その世代の人材が手薄。
- 上の世代に人が多く、能力があっても昇進ができない。
- 終身雇用の崩壊、副業解禁、人工減少による人材不足など働き方に関する考え方が変わってきた。
このような背景から40代・50代の転職者が増え、企業側も積極的に採用するようになってきました。
40代・50代転職者に求められていることは?
この結果からも明らかなように企業側が求めていることは、「豊富な経験」「専門性が高い」など「即戦力として活躍してほしい」ということを求めています。
20代・30代なら熱意や潜在的な能力を見極めて育てるという考えがあると思いますが、40代・50代に関しては育てる考えはほとんどないです。
極端に言えば、「明日から現場に入ってなるべく早く成果をあげてください」という感じです。
厳しいようにも思えますが、今の転職市場は60代を過ぎると「賃金を安く抑えるために雇用する」などのアンケート結果が増えていることから、40代・50代転職者は企業にとって重要な役割があると考えられますよね。
では、その重要な役割を担って欲しいと考えている企業に採用される為にどのような転職活動をするべきなのか?具体的な作戦をみていきましょう。
他世代とは明らかに違う「転職活動戦術」で戦う
20代・30代、60代以上の転職者とは明らかに求められていることが違うので、もちろん転職のアプローチも変わってきますよね。
ここからは具体的なアプローチ方法を紹介します。
他世代と違うところ
転職者の中で最も多い世代が30代、次が30代で、その世代に求められていることは「熱意・ポテンシャル」「入社意欲の高さ」「志望動機」などメンタルの部分がほとんどです。
ということは、40代・50代の転職者が「熱意を持っている」というのを売りに転職希望を出しても20代・30代に負けてしまうということです。
なので、熱意はそこそこにして(もちろん熱意は重要です。最後の一押しには必要ですが、熱意は持っていて当たり前ぐらいの感覚)、もっと能力についての部分をアピールしましょう。
これまで経験したキャリアや20代・30代では経験できていないこと、これまでやってきた専門的な仕事などで差別化していくことが重要です。
具体的な転職活動術
これまでやってきた経験や自分のスキルを転職サイトの募集欄からエントリーするだけではなかなか伝わりません。
なので、必ず転職エージェントを活用するようにしましょう。
エージェント担当としっかり話し合い、自分の能力や経験を理解してもらったうえでマッチする企業へ推薦状を書いてもらいましょう。
僕が実践した経験をもとに、具体的な活用方法は【成功率が上がる】沖縄転職で絶対やるべき「転職エージェント活用術」と【転職活動の効率UP】沖縄でおすすめの「転職サイト活用法」を大公開でまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
こちらの記事はどの世代でも使えるように書かれているので、今回は40代・50代なりの戦略を追加して行います。
- 客観的な意見を取り入れる為にエージェントとの打ち合わせ時間をできるだけ多く持つ。
- 即戦力となる自分のスキルは何か?を深く理解する
- これまでの経験や実績を活かせる業種業態を十分に精査する
このように、とにかくエージェントとの時間をしっかり取って、自分のスキルと活かせる経験を客観的に判断してもらいましょう。
沖縄の場合、東京や首都圏と違って企業数が少ないので、数打てば当たるというわけにはいきません。
そこで重要なことは、いかにエージェントが理解して企業側に伝えるのか?がポイントとなります。
絶対にやってはいけないこと
インターネット上や周りの意見を聞くと、20代・30代の転職で気をつけなければいけないことも情報として入ってきて、分からなくなることが多いです。
なので、40代・50代での沖縄転職でやってはいけないことをしっかり理解して動きましょう。
- 20代・30代と同じ「熱意を伝える」という戦略は取らない。
- 転職サイトだけ利用しない。
- 転職が決まる前に会社を辞めない。
- 年収にこだわり過ぎない。
このように、40代・50代なりの戦略をとる為には、転職エージェントの担当がかなり重要になります。
なので、もし万が一、エージェントの担当と気が合わない、相談しにくいなどの場合は、すぐに担当を変えてもらうようにしましょう。
変えられない場合は、転職エージェント会社を変えてしまっても構いません。
やりにくい担当といくら話し合っても転職は成功しませんし、本当の意味で転職を成功させることができませんからね。
これまでの固定概念を捨てることが一番難しい
今回紹介した内容をしっかり実践すれば、時間はかかると思いますがキャリアアップの転職は可能なはずです。
しかしこの内容を実行するうえで、一番難しいことは「これまでの固定概念を捨てること」です。
例えば、「35歳以上の転職は無理」「転職はまた一からのスタートでスキルを活かせない」「40代からの転職は嫌がられる」などのネガティブなイメージを自分の中で払拭することです。
今は40代・50代もバリバリ活躍できる時代です。そこに豊富な経験が加わった人材を企業は喉から手が出るほど欲しがっています。
今必要な40代・50代の人材は「プレイングマネージャーとして明日から即戦力」です。
人生100年時代と言われ、働ける年数が伸びたので、まだ40代は折り返し地点とも言えます。
ぜひ、今回の記事を参考にキャリアアップの転職を成功させる参考にしてみてくださいね。
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