はいさい、知念です。
終身雇用の終わり、副業解禁、働き方改革などの影響で、パラレルキャリア(副業・複業)を始める人が最近すごく増えましたね。
その際、パラレルキャリアを許す企業に対しての「なんで他の会社で働くことを許してくれんだろう」「ブログなどで収入を上げたら辞められて困らないのかな?」「長い時間働けないから、なんか悪い気がする」
そんな疑問に今回は答えていきたいと思います。
僕が考えるパラレルキャリアについては、圧倒的に年収を上げられる「パラレルキャリア(複業)」とは?をご覧ください。
目次
なぜパラレルキャリアを企業は認めてくれるの?
給料を払って雇用しているのに、違う会社や自分でやっているビジネスをやっていいですよって認めるのはやっぱり疑問に思いますよね。
しかも、最近では大企業が率先して副業解禁しています。
個人にとっては収入が上がったり、好きな仕事をできるようになったりとメリットが多いように感じますが、、、。
しかし、企業はメリットがなければ副業解禁なんて意地でもしません。
そうです、企業側にもちゃんとメリットがあるんです。個人にも企業にもメリットがあってWin-Winな関係なんですね。
優秀な人材が増える
企業としての大命題は優秀な人材の確保です。
その方法は、外部からの採用と社内育成ですが、今は時代の変化が早くなって企業が社内育成をすることが難しくなってきています。
そこで、他の企業で働いてみたり、自分でビジネスを経験することで、優秀な人材が育つ仕組みを一つ増やしたということです。
そのうえ、色々な経験をすることで新しい考え方や方法を社内に取り込んで、イノベーションを起こす可能性が高いので大企業も率先して取り組んでいるわけです。
イノベーションを生む仕組みを会社が用意してくれるのは、掛け持ちの働き方をしてもいい関係が築けると思う。
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— 知念勇樹 (@chinen225) 2019年6月7日
ソフトバンクの場合、社外活動で得た知見やノウハウをこれまでの経験や知見と新しく組み合わせ、将来の新規事業や既存事業の活性化につなげることを目的にしているプレ金交流会があります。
働きやすくなって会社を辞めにくい
優秀な人材というのは、他の企業からも当然必要とされていることが多いですよね。
そうなると、今いる会社を通さず仕事を依頼されることもあるわけです。
その際、副業への制約が厳し過ぎると、融通のきく企業への転職か独立という流れになってしまい、企業としては損失です。
なので、ある程度を許容し、働きやすくすることで人材流出を防ぐようにしているのです。
優秀な個人であればそれでも辞めてしまうだろう、、、と考えるかもしれません。
しかし、個人としても企業に勤めることでのメリットがあります。
例えば、社会保障や報酬の部分です。個人事業主よりも手厚い保障が受けられることや毎月安定して給料が出ること、ローンに関する信用スコアなどです。
企業に勤めているほうが有利なことがあるので、安易には辞めずうまく付き合うという人が多いわけです。
ある意味リストラできる…。
ここまでは企業も個人もWin-Winのメリットを伝えてきましたが、公の発表はない思惑もあります。
それが、ある意味でのリストラです。
これまでは終身雇用が当たり前でしたが、今は時代の流れも早くて必要なスキルがどんどん変わります。
前まで必要だった人材が今は必要ない、、、ということが実際現場では起こっていますが、一方的な解雇はできません。
そこで、そのスキルを活かせる場所を探す機会を設けて、今の職場に合っていなれば自分から辞めて欲しいわけです。
すべての企業とは限りませんが、こういった思惑もあるのは理解しておいた方がいいと思います。
さまざまなメッセージが入り混じっているような…。
しかし、メガバンクもパラレルキャリアを認めるってことは、これからの働き方を考えさせられますね。 / みずほ 兼業・副業容認へ 経験を新ビジネスに活用 (NHKニュース) #NewsPicks https://t.co/XycyWdNw25— 知念勇樹 (@chinen225) 2019年6月7日
認められないパラレルキャリアは?
実は双方にとってメリットがあるパラレルキャリアですが、何をしてもいいというわけではありません。
ここからは企業が認められないパラレルキャリア(副業・複業)に関して紹介します。
所属する会社に迷惑をかけるのはNG
当たり前のようですが、なかなかボーダーが難しい部分もあります。
なんてことがあったら、所属する会社からあなたに対して損害賠償を求められるかもしれません。
他にもパラレルキャリア(副業・複業)で行なっているビジネスが社会的に受け入れられていないことだったら、所属する会社との雇用契約を切られるかもしれません。
自分が知らなくても、そう判断されてしまったらNGです。
所属する会社の競合会社で働くのはNG
自分のスキルを横展開させていくパラレルキャリアの形は多いと思いますが、所属する企業と同業の競合企業で働くことはNGです。
会社の機密情報を漏らした、所属する会社の顧客情報を漏らしたなどの疑いをかけられると、両方の所属先の信用を一気に失ってしまいます。
漏らすつもりがなくても、競合会社で働くことは絶対にやめましょう。
隠れて副業・複業をするのはNG
みなさんが働くときに交わす就業規則には「副業を禁止する」場合が多いです。
しかし憲法では「職業選択の自由」が認められているので、副業を一切禁止することはできないというのが現状です。
なので、とりあえず会社としては申請をして副業を認める仕組みを取っているわけです。
もし副業をして会社が知らなかった場合は揉める可能性があるので、必ず相談や申請をしましょう。
副業について曖昧な場合も、しっかりと企業側と話し合っておく必要があると思います。
まとめ:パラレルキャリアは優秀な人材になるために必要
今回の記事をまとめると、
- パラレルワークを通してさまざまな経験や知識を得られるので、優秀な人材となり貢献してもらえる。
- パラレルワークを認めることで働きやすくなり辞めにくい環境になる
- 解雇ができない今、自分のスキルを発揮できる場所を探してもらい、ある意味リストラするような形を取れる。
個人のメリットはこちら
このように双方にメリットがあるなら、企業側が求める人材になることによって、より必要とされ、パラレルワークをしながらも昇進していくことができます。
なぜなら企業が求めていることはたった一つ。優秀な人材が欲しいということだからです。
例えば、もう一つの仕事として、ブログメディアを立ち上げて広告収入を得ているとします。自分でビジネスをやっていくと、ビジネスモデルを理解することから利益の出し方、マーケティングの手法、世の中のニーズを把握、、、挙げたらキリがないです。
そこで必死になって得た学びや収益は、一つの会社だけで働いている人とは圧倒的な差になっているでしょう。
そうやって自分の力で掴み取った優秀な人材を企業は必要としているんです。
なので、できる限りパラレルキャリアとして、もう一つのキャリアを持ちましょう。
所属する企業にとってもメリットがあるんです。ぜひ、自分の収入を上げるパラレルキャリアに取り組んでみてはいかがでしょうか。
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